* Pooya *


- - - タラーの手記 - - -

少し前から遺跡狩りの手伝いにアーセレナの遺跡に来ている。
発掘隊の周りでこぼれものを拾っていたが、事態が変わり救援の協力をすることに。
プーヤーは興味本位のようだったが、とりあえず私が先導して遺跡内へ入る。
私達がいった頃には、中には既に生きた人の気配はなかった。
がらんとした空間が広がる奥に、風の吹き抜ける部屋を見つけた。
プーヤーが立ち止まる。

その部屋の中央の 大きな黒い石から流れ出る
深く強い過去の思念。
彼の底にあるものと 呼応したのがわかった。

たぶん、自覚はなかったはずだ。
十年を過ぎても尚、彼の心をとらえるもの。
ちいさな風。

ファーレーンに戻ったら旅の支度を始めよう。
彼の心は既に大陸を離れ、海を越えた先にある。
いつ急に出発しようと言うかはわからない。
全く、やっかいな主人をもったものだ。

親しき友人の皆様へ

もし急に彼がいなくなっても驚かないでください。
そういう気まぐれな生き物だと思ってくれれば結構です。
こちらには私が必ず連れて帰ります。

ふつつかな主人ですが、見守って頂ければ幸いです。
 

            某日 アーセレナにて。 タラー

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なーんて。
一応イベントの伏線を。
火陣の宴会にでたあと、旅立ちます。
休戦が危ういとの話を受けて、7話には帰ってくるでしょう。
帰ったらまた遊んでやってくださいませ。
南無波が治ってると良いね!無理だろうね!!(笑)

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*Pooya*