冷たい雪が舞い始め、兵士の士気は低下。思わしくない戦況が続く中でも、フレイド・ファレーン軍の総司令官であるフレイドのファウルドは、ウィンディーン・アーセレナ軍の攻勢に耐えながら、別働隊からのある報告を待ちわびていた。
「まだか、まだ準備はできないのか!」
ファレーンの前線部隊が壊滅し、いよいよ苦しくなったフレイド・ファレーンであるが、ついに待ちに待った報告がもたらされた。
「よし、全軍ドレイグ山脈の麓まで撤退する!ただし、逃げ切ってしまうなよ。うまく追撃させながら、罠まで誘導する!いい気になった奴らに吠え面かかせてやれ!」(課題文より転載)