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誕生日■□
王国暦158年 地精季闇月
「衛士の仕事を私に継がせてくださいと
言っているんです」
「何度言えば分かる、あれは長男が継ぐ仕事だ。
お前にはできぬ」
「できます」
「できぬ」
「できます!」
「できぬ!」
「・・・この、頑固者!」
「こら、年長者に向かってなんて口を利きおる。
お前こそ強情すぎるぞ。」
「そうやって煙に巻くのね…わかりました!私、王都に行きます。
修行して、強くなってじいさまを黙らせるような功績をあげてやる!
じいさまなんて、私がいなくて困れば良いんだわ。」
marjan■□